本ブログで何度か紹介したWiMAX。
今はライバルとして、EMOBILE、xi、ULTRA WiFi、などなど
高速モバイル通信と呼ばれるものが色々出てきているけど
やっぱり2012年2月現在でも個人で持つにはWiMAXが最高だと思う。
WiMAXを勧める理由
理由は簡単で日本のモバイル回線で唯一どれだけ利用しても帯域制限がかからないから。
帯域制限とは文字通り、本来もっと速度出るのにわざと遅くされる事。
これが通常利用ではありえないくらい利用していて制限されるのであれば分かる。
しかし実際は当然の如くオーバーするしきい値に設定されている。
EMOBILEは1日あたり300万パケット(約366MB)を超過したユーザーに
当日の21~2時の間帯域制限を実施すると明言しており
ウルトラWiFiに至っては30日間の通信量が500万パケット(約610MB)を超えたら
制限する可能性があると公表している。
こんなのYouTube数回見たら余裕でアウトだ。
もちろん会社支給であれば、日中に規制しないEMOBILEはありだと思う。
使っている周波数がWiMAXより低いので繋がりやすさやエリアではEMOBILEに軍配が上がる。
しかし昔からこのブログで取り上げているテーマは自宅の光回線を解約し、
モバイル回線に一本化する事なのでゴールデンタイムである21時~も
快適に使いたいとなると現状WiMAXしか選択肢が無いのだ。
いっぽう俺自身は
と、いう事で何度もWiMAXを進めてきたが、
俺自身なんだかんだでずっと光を引いてた。
それどころか今の部屋にフレッツを無理やり引いたくらい。
やっぱ価格.com等を経由して申し込むと数万円引いてくれるわけで、
初年度に限っては実質月0円~1000円程度になるので誘惑に負けてしまうよね。
しかし、フレッツを引いて1年以上経った今、使い続ける理由は無い!
ついに私にもWiMAXに移行する時期が来たというわけだ。
この計画は、私の務める会社で慢性的に共有のPoketWiFi(EMOBILE)が足りず、
外で仕事が出来ないのが我慢出来なくなったのがきっかけ。
ちなみに以前の会社では営業は全員au3G+WiMAXが支給されていたのですが、
セキュリティーガチガチのPCを持ち出すのが面倒で私は一切使ってなかった。
この真ん中くらいがいいんだけどなぁ・・・
フレッツ光を解約
さて、思い立ったが吉日で1月24日にNTTとプロバイダに連絡して1月末でフレッツを解約しました。
プロバイダはWebから解約出来たのですが、
NTTは未だ電話なんですね。結局繋がるまで15分かかりました。
15分待ったからって解約諦めないし企業イメージ下がるだけなんだからWebにすりゃーいいのに。
WiMAXの機種を選定
しかしWiMAXってこれぞ決定版ってのが無いんですね。
基本的に家では全て無線でインターネットに接続してるんですがいざという時のために有線も欲しい。
1月末時点で有線も使える(かつ外に持ち出せる)WiMAXは下記2機種。
I-O DATA モバイルWiMAXルーター WMX-GWMR
もしくは
日本電気 モバイルWiMAXルータ AtermWM3500R プラチナブラック PA-WM3500R(AT)B
まずWMX-GWMRは そもそも接続が不安定等の口コミが多く、不評。
そしてAtermWM3500RはWiMAXの事実上標準機ではあるものの、2010年11月発売と日も経ち、魅力が薄い。
具体的には昨年以降の機種で対応しだした
WiMAXハイパワーに対応してないし電源オフ状態から接続までに90秒かかる事、筐体がデカい事がデメリットとして挙げられる。
とは言え消去法で3500Rだなぁと思っていた。
元々希望していた有線が使えるようになるクレードルがあり(充電も楽)
フル充電から8時間持つバッテリーがあるのであまり電源オフを意識しなくていいだろうし、
デカいのはカバンに入れれば気にならないだろうと自分に言い聞かした。
プロバイダをどうするか
機種は決まったのでプロバイダだ。
WiMAXは日本ではKDDI関連会社であるUQ WiMAXがインフラを持っているが、
その回線を借りてビジネスを行うMVNOという提供会社が複数ある。
ニフティー、NECビッグローブ、ソネットといった光でもおなじみのインターネット企業から、
ヤマダ電機、BICカメラといった電気屋もWiMAXを提供している。
基本的に月の支払額は同じ。
ではどこで差別化を図るかというと、
まずインターネット企業はネットから申し込むとキャッシュバックがもらえる。
光ほどではなく5,000~10,000円程度だ。後、大半が契約月無料。
もっとキャッシュバックしてくれるのを見かけるのだが、
それは2年契約。それ以前に解約すると結構な違約金を取られる。
来年にはWiMAX2や、SoftBankのAXGPといった4Gと呼ばれる超高速通信が本格化する。
当然現行のWiMAXを含むEMOBILEなんかも価格競争や機能追加が加速すると思われるので
今から2年WiMAXに縛られるのは避けたい。
一方で機器を格安で手に入れたいので現状年間パスポートと呼ばれる1年契約が一番無難だ。
ちなみに、ニフティー等一部プロバイダが提供する機器は見た目が同じでも
携帯でいうところのSIMロックがかかったものになる。
なので出来ればロックのかかっていない機種にしておきたいところ。
(そしたら将来別機種に乗り換える際売りやすいしね!)
一方で家電量販店はその店が指定する売れ残りPCを2万円引きにしてくれるとかそんなもんで
あんまりおいしくない。
しかし、インターネット企業ではついてこない公衆無線LANサービスが付属する。
公衆無線LANは別途ブログを書くとして、これは結構おいしい。
iPhoneを使っている方ならマクドナルドや地下鉄等で、
mobilepointや001softbankといった無線につながった経験は無いだろうか?
あれが公衆無線LANだ。WiMAXより安定している(切れにくい)し、総じて早い。
最近ではどこの飲食店もWiFi対応してますってステッカー貼ってあるので
WiMAXの届かない地下や高層階でも使えるのはものすごく魅力。
毎月お金払ってまではいらないけど、キャッシュバックが2~3000円の差であれば
公衆無線LANが欲しいと思っていた。
1月末、新橋のヤマダ電機デジタル館でWiMAX担当と話をしたところ、
1月末までに契約すれば10,000円分の好きな商品をもらえるとの事。
普段は5,000円なので凄いお得だし、WM3500Rの在庫もあるし
1円で提供するので今すぐ契約しろと詰められた。
ちなみにクレードルは2700円。
その時の最安値はビッグローブの7,000円キャッシュバック+2月の頭に契約すれば2月まるまるタダ。3500Rは無料でクレードルが1480円。総合すると価格ではほぼ互角であり
それならばヤマダであれば公衆無線LANが無償提供される分お得だ。
もう契約の寸前中の寸前。目の前に契約書を出されるところまで来たのだが、
1時間くらい詰められており、疲れてきた。本当にお得なのか脳が回転しない。
ちょっと一回待ってくれと言い、隣のマクドナルドでコーヒーブレイクを決め込んだ。
新機種発表
改めてiPhoneでWiMAXの情報を見た。
ちなみにマクドナルドの公衆無線LANにつないで。
マックの公衆無線は大半ADSLで遅いんだけど
それ以上にSoftBankが遅すぎるので極力繋ぐようにしている。
(遅いっていうかそもそもつながってるのか疑問な時結構ない?)
すると、なんと、2月頭にWM3500Rの後継機種、WM3600Rが出るというプレスリリース!
あっぶねー!危うくいつものタイミング悪い俺になるところだった。
何やらスペック見ると今までに無いくらいの最高機種になっている。
日本電気 モバイルWiMAXルータ AtermWM3600R ブラック PA-WM3600R(AT)B
WM3500Rとの共通点であり俺の譲れない機能
・長時間バッテリー (しかも公称8時間が10時間にアップ)
・クレードル対応 (もちろん有線ポートあり)
新しい機能
・スリープ
WiFiだけONで、WiMAXがオフ。これで待受25時間に伸びる。繋がるまで数秒!
・休止状態
通信をオフ。これで170時間待受となる。繋がるまで15秒!
・公衆無線LAN対応
今までだとWiMAXから公衆無線LANに切り替えたい場合、
PCやスマホ側で切り替えが必要だった。
この機能を使えば、公衆無線LANエリアでは
自動的にそちらの電波を拾うよう設定出来るようになる。
(※当然契約が必要で、ID、Passwordを事前に3600Rに登録が必要)
・WiMAXハイパワー対応
今までの機種では拾えなかった微弱電波も拾えるようになり
繋がりやすさがあがる。らしい。
・小型化
3500Rと比べ小さくなった。大きさだけなら他のWiMAX機器の方が小さいのもある。
しかし困った
しかし2月上旬発売っていつだよ?
各プロバイダは月末までキャンペーンを行なっているので、
2月以降のキャンペーンは2月にならないと分からない。
しかし俺は1月末でネットが切れる。
非常に困ったのだが思い出した。
そうだ!
Try WiMAXで乗り切ろう!!
[
中編に続く]